再び
イカとクジラからです。
今日はダイソーでもおなじみの「ザ」、いわゆる冠詞です。
このエーガのタイトルもばっちし冠詞ついてますしねー。
さらに劇中でいかにも(?)な感じ"the"が登場します。
離婚することになった夫婦は子どもたちにこれからどうするかを告げるシーンです。
お父さん:
Your mum and I, we're going to separate. I've got you tuesday, wednesday and every other thursday.
お母さんと私は、別れることにしたよ。火曜日と水曜日そして隔週の木曜日は私と一緒だ。
子ども(兄):
And what about
the cat?
で、ネコは?
お父さんとお母さん(顔を見合わせて):
The cat!
ネコ!
お父さん:
We didn't discuss
the cat.
ネコについては話し合わなかったな。
んでもってこのネコは最後まで"
the cat"と呼ばれ続けます。物語の最後らへんに"I had him."と言うセリフが出てくるので、かろうじてあいつはオスなんやなっつーことが判明するのみで結局名前はないようです。でも常に"
the cat"と呼ぶことで、彼らの飼っているネコであるということが確かになるのです。
恥ずかしながら、かつて、"Turn on
the light."と言うべき時に、うっかり"Turn on light."と冠詞無しでよく言っていたもんです。そん時、ネイティブに
"THE light"と毎度毎度言い直されたもんです。間違いを訂正してくれて感謝する反面、正直じゃーくさいのーとも思ってました。でも「て・に・を・は」を間違えている日本語学習者に、「あ…そこ『を』だよ」とついつい言ってしまうのと同じやんかぁ!と最近発見しました。
この冠詞についてかなりすっきりと「そうやったんスか!ほへぇ〜!」と言える解説をしてくれている本があります。冠詞以外にも日本人(つまり私)がモヤモヤとしたままほったらかして適当にその場をしのぎがちな前置詞などなどをスカッとさせてくれました。日本語オタクなエーゴ・ネイティブによるくどい解説が読んでるうちに癖になります。
え?じゃあタイトルの
The Squid and
the Whaleの"the"は?
エーガを見れば一目瞭然なのであります!
では股。
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