気のいいやつらが小気味良く活躍する。
痛いシーンや死体が出てこない。
悪もんが最終的にとっちめられる。
上記の要素から「オーシャンズ・シリーズ」は観た後、99%すっきり出来ます。(1%:中国語しか話さないイェン/Yenのセリフに字幕がないため、彼が何を言ってるのかいつもわからん…。)
まぁ小難しいこと抜きですっきりしたい気分だったわけです。
というわけでエーゴの方も小難しくないものを2点。
(あらすじはこちら(ウィキペディア)を。)
まずはこの短いながら時空的に奥行きのあるやり取りをどーぞ…。
Reuben: This is my land.
Bank: Was. Was your land.
(*大きいフォントは大きい声で。)
お人好しのルーベン/Reubenはアル・パチーノ/Al Pacino演じる業突く張りなホテル経営者バンク/Bankに自分の土地をだまし取られたわけです。「これはオレの土地だ!」と頑張るルーベンに対して、バンクは"Was"をおもいっきし強調して「今はもうおめぇの土地じゃねぇ」って言ってるわけですな。ひどいやつだ。
ごっついショックでルーベンはぶったおれ意識不明。
ベッドに横たわるルーベンをダニエル・オーシャンと例の仲間たちが囲んでいます。
そこで、仲間内で最年長者(?)で詐欺師であるソール/Saulがついこんなセリフを言ってしまいます。
He always was too trusting.ま、まだ死んでへんがな〜!っちゅうことで他の仲間たちがソールに軽くつっこみを入れています。
やつはいつも人が好すぎだった
Is, Saul. Is.つまりHe always is too trusting.と言いなおしているわけです。
(*大きいフォントは大きい声で。)
現在形と過去形で状況が全然違ってきます。
人間の性格とか嗜好を言うとき過去形にしてしまうと死んでしまったように聞こえてしまうんですねぇ。
例えば
My father liked baseball.
これだけ聞くと亡くなってるっぽいですね。
でも文末に"when he was younger"付けて、さらに"but now he likes golf."とかって続けると生き生きしてきますけどね。
こういうのってエーゴっぽいなーと思います。
では股!
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